絶対手を出していけない『ブラックでも借りれるキャッシング』の実態

インターネット上や街中のビラなどで、『ブラックでも融資OK!』、『他で借りられない人歓迎!なんと無審査!』などと謳ったキャッシングの広告を見かけることがあります。本当にお金に困っている時、すでにブラック債務者になってしまい八方ふさがりになってしまった時、このような謳い文句を目にすれば、思わずすぐさま申し込みをしたくなってしまうかもしれません。しかし、こういった業者には絶対に手を出してはいけません。

このようなやたらと甘い言葉を宣伝文句にしているキャッシング業者はほぼ間違いなく闇金融と呼ばれるものです。通常、ビジネスとして個人に融資を行うには、国や自治体に登録をしなければなりません。ところが、それをせずに勝手に融資を実行している違法業者がいます。それが闇金融です。闇金融には、その業態によっていくつかの種類がありますが、いずれにしろそのやり口はほぼ同じです。

闇金融では確かにブラックだろうが、多重債務者だろうが、ほとんどどんな人も簡単に借り入れをすることができます。ただし、その金利は法外に高く設定されています。10日で1割、俗にいうトイチでの融資も当たり前、年率に換算すれば100%を超えるような利率での貸し付けが日常的に行われているのです。たとえ借りた金額が10万円にも満たないとしても、あっという間に数十万、数百万円にも膨れがってしまいます。また、手数料や調査費といった、本来であれば必要ない名目で数万円もの金額を要求されることもあります。そして、返済ができないとなると容赦ない強引な取り立てが待っているのです。中には、バックに暴力団がかかわっているところも珍しくありません。

本来であれば、年間20%を超える利息も、脅迫的な取り立ても違法行為です。とは言っても、一度闇金融と契約して借り入れをしてしまえば、それを相手に抗議したところで 一切通用しません。万が一、自分が闇金融から借り入れをしてしまったら、自分1人で抱え込み、解決しようとするのは危険です。必ず周囲の人や、しかるべき機関に相談するようにしましょう。

何よりも大事なのは、闇金融をしっかりと見抜き、決して契約をしないということです。甘い条件や聞こえの良い言葉にごまかされずに、本当に信頼できる安全な業者を見極めて借り入れするようにして下さい。

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